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投資のリスクは「絶対リスク」で考えるべき。レバレッジとリスク

4月19日付の日経に金投資に関する記事が載っていました。

金への投資というと「実物」「ETF」「先物」の3つが検討できそうです。それぞれの違いについては「 金(ゴールド)へ投資をする方法とそれぞれの特徴 」なども参考にして欲しいわけですが、日経記事では先物投資と実物投資を比べて実物投資を推しています。

先物についてはハイリスク・ハイリターンと書かれていますが、同じ重量の金に投資をするのであればリスクは同等です。あくまでも投資資金に対するリスク・リターンが大きいだけです。

仮に金1Kgに投資をすればおよそ451万円が必要です。一方で先物は12万円くらい。それぞれの絶対リスクは同じです。仮に金価格が10%下がったときは45万円の値下がりです。

投資額が異なるため、リスクの比率にすると先物のほうが大きくなりますが、同じ1kgの投資におけるリスク量は同じです。

 

先物にせよ、FXにせよレバレッジをかけた投資についてはリスク量あらかじめ知っておくことが重要なのだと思います。こうした先物のようにレバレッジがきく投資というのは投資効率を高める効果があります。
その一方で投資額とリスクの絶対量を把握しておかないと痛い目を見ることになります。レバレッジ投資をするときは「レバレッジ取引で必ず理解しておきたいリスク」をまずは読んでおくことをお勧めします。

その上で、絶対リスクの大きさを把握した上でレバレッジを上手に活用することもポイントです。

金投資の記事では、現物を推していましたが、手数料や売買時のスプレッド(価格差)などを考えると、投資条件としては先物のほうが圧倒的に有利です。

そのため、ただしく情報を理解して上手に投資することが大切なのだと思います。

 

ちなみに、個人的に金投資をするならETFがお勧めだと思っています。価格変動に柔軟なうえ、いつでも売れるというのは大きなメリットです。ETF投資については「 ETF投資講座」などをご一読いただくと、商品性などは理解できると思います。