なぜ外貨預金には「競争」が起こらないのか
「外貨預金をはじめようと思っている人への注意点」からの「外貨預金を絶対におすすめできない2つの理由」を読んで。
為替投資が投資なのか、投機なのか?といったような論点はおいておいて。
FXにおける為替取引の市場がサービス競争によって一気に投資家にとって有利なサービスになりました。
一方で外貨預金について、その動きは小さいです。
住信SBIネット銀行なんかは為替手数料を米ドルで9銭にまで引き下げているというのは一つですが、他の銀行があんまり追随しないのはなぜなんでしょうかねぇ?
たとえば、外貨預金を最初に頑張り始めたのはソニー銀行でしたが、今でも為替手数料は25銭もかかります。
(参考:外貨預金為替手数料ランキング)
都市銀行でさえオンラインバンキング経由なら50銭くらいまで引き下げているのにこれじゃあどうもねぇ。と思ってしまいます。
もちろん、過去と比べると為替手数料は下がっています。
でも、FXなどと比べたときの差が激しすぎると思うんです。
FXのスプレッド(為替手数料)って米ドルの場合、波乱要因がない状況だと1銭を下回っていると言うのが現状です。となれば、外貨預金だってもうちょっとひきさげる余地はあるんじゃないかと思うんです。