マイナス金利下で高まる個人向け国債への人気。最低金利でも下限金利のおかげで人気。
財務省は6日、3月の個人向け国債の応募額が前月比1668億円増の4003億円だったと発表した。2カ月連続で増加し、2年3カ月ぶりの水準となった。マイナス金利で低下が目立つ大手銀行の定期預金金利に比べ個人向け国債の利回りが高いためとみられる。 全3種類ある個人向け国債の最低金利は0・05%。固定3年、固定5年、変動10年の金利はいずれも下限となっているが、多くの大手銀行の定期預金金利(0・01%)よりも高い金利を維持している。
2016年4月7日 日経新聞朝刊より
個人向け国債はそれぞれ対応する金利の基準価格をベースに決められています。
たとえば、10年タイプ(変動金利)は 「基準金利」×0.66%。10年債の基準金利はすでにマイナス金利で推移しているので、そのまま考えると、個人向け国債もマイナス金利になるわけですが、個人向け国債は0.05%が下限金利として定められています。
まあ、こうしたわけで個人向け国債はマイナス金利にはなりません。むしろ銀行の定期預金よりも金利が高いので逆に人気が出ているというわけみたいです。
ちなみに、申込みをするときはキャンペーンのある証券会社で申込みをするようにしましょう。
キャンペーンのキャッシュバックのほうが利回りが高い!
実際のところ、個人向け国債の利回りよりも証券会社のキャンペーンによるキャッシュバック利回りのほうが高いという逆転現象が絶賛発生中です。