フラット35が過去最低金利を更新1.08%。住宅ローンは借り時なのか?
住宅金融支援機構は2日、長期固定型住宅ローン「フラット35」の5月の適用金利を発表した。主力の借入期間21~35年(融資率9割以下)の最低金利は前月より0・11%低い年1・08%となり3カ月続けて過去最低を更新。借入期間20年以下の最低金利は0・96%と1%を割り込んだ。日銀のマイナス金利政策で金利下げが加速している。
(日経新聞 2016/05/03)
フラット35で1.08%。フラット35Sが利用できる物件ならさらに0.3%マイナスなので0.78%となるわけで、住宅ローン減税(1%)を利用すればフラット35でも実質マイナス金利で住宅ローンが組めるわけですね。
一方で下記のような記事もあります。
不動産経済研究所(東京・新宿)が14日発表した3月の新築マンション発売動向調査によると、1戸あたりの平均価格は5638万円だった。前年同月比8・7%上がり、上昇は10カ月連続だ。職人不足で建設費が上昇し、販売価格に影響している。松田忠司主任研究員は「今のところ販売価格が下がるメドはたっていない」と指摘する。
(日経新聞 2016/04/15)
いくら住宅ローン金利が下がっても、2009年の不動産ミニバブルを越えるような価格になっている不動産市況においては、買い時かどうかの判断は難しそうです。
参考記事:マイナス金利や住宅ローン減税。マンションや戸建ては買い時か?