UberEatsの配達中の事故は健康保険が使えない?自転車事故が大きなリスク
元記事は、2時間しか働いていないのにそれを日給と呼んでいいのか?という微妙に指摘したい点もありました(時給なら850円くらい)が、労災適用なしって所が気になりました。
個人事業主扱いって所ですね。
たとえば、サラリーマンの方が加入している健康保険。これは、実は仕事中のケガには対応しておりません。仕事中のケガは労災保険を使う必要があるからです。黙って使うと後で問題になります。
え、じゃあ、労災に加入できない個人事業主の人はどうなのでしょうか。個人事業主やフリーランスの方が入っている国民健康保険の場合、業務といった定義がないので仕事中のケガでも健康保険が使えます。
サラリーマンがアルバイト・副業ででUberEatsするのは怖い?
UberEatsで働く場合は、個人事業主としての請負のような契約になるので、労災には入っておりません。UberEatsで配達中に事故ってケガをしたという場合でも、その場合でも勤務先の健康保険を使うことはできないってことになりますよね。
また、UberEatsは請負なので労災保険にも入っていません。
え、じゃあどうするの?
UberEatsで配達中に事故を起こしてケガをしたら100%自己負担で通院です。本来3割負担のところが10割負担はかなり痛いところです。
黙って会社の健康保険を使ってそれがばれたら会社と健保の両方から怒られることになるので大変です……。
相手に対する保険は一応用意されている
ちなみに、相手に対する保険は用意されているようです。
でも、事故相手にたいする保険のみで、自分のケガは対象外です。
www.noshift.work
ちなみに、個人賠償責任保険などに別途加入していてもUber Eatsの配達中は「日常」ではないと判断されると思いますので使えません。
Uber Eatsの副業に対しては自分で備えるしかない
結論的には事故を起こした時の自分のための保障は自分で用意するしかないというのが現状のようです。
などが対象になると思います。
通院・入院に対する医療保険に別途加入している場合、そちらは適用されます。医療費自体は100%自腹になりますが、保険から契約に応じた給付を受けることができます。
参考:医療保険の特徴
また、ケガに対する全般的な傷害保険に加入している場合は保険が使えるケースもあります。ケガだけでなく病気もケアする医療保険よりは保険料を節約できるでしょう。
民間の自転車保険は自転車搭乗中の自身に対する補償がセットになったものもあります。
最後は自動車保険です。自動車保険に加入している方で人身傷害保険を付けていれば自転車と車の事故なら保険がおります。
ただし、人身傷害保険は対自動車だけです。最近では自転車事故のリスクに対応するための自転車傷害特約などの特約も自動車保険で提供されていますので、こうした保険も検討に値するかもしれません。
UberEatは手軽にやれる副業だとは思いますが、自転車で移動するため、事故のリスクが普通より高いです。特に「知らない場所」を移動することも多いと思うので気を付けたいところです。
自己防衛のための手段もしっかりと考えておく必要がありそうです。