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住宅ローン金利がついに35年固定金利で1%を下回ったというお話

色々眺めていたら、2016年7月の住宅ローン金利(35年固定金利)のが一部の銀行やフラット35で1%を下回ったということで驚いております。

35年長期固定金利 住宅ローン比較ランキング <2016年7月最新版>

上記によると、フラット35(0.93%)、ソニー銀行(0.954%)ということでどちらも1%を割っています。ちなみにフラット35は楽天銀行のケースですが、多分ほかのフラット35もで1%割れの水準に近いはずです。

 

1%をしたわまっているなら基本無金利と同じ

新規限定にはなりますが、1%を下回っている住宅ローンって基本無金利と同じなんですよね。今の住宅ローンだと住宅ローン減税(控除)が利用できるので年末の1%分の残高は税額控除されるわけです。

下のサイトで詳しく説明されていますけど、1%未満の金利で借りているなら1%との差額分は実質マイナス金利として逆にお金がもらえる状況ってわけです。

money-lifehack.com

長期固定金利が1%を割っている状況ってのはかなり異常な状況だとは思いますが、活用できる方は上手に使ってほしいところです。

なお、だからと言って家の買い時かといわれるとちょっとわからないというのが怖いところですよね。

地価や物件価格が上昇している一方で2020年問題といわれる問題も指摘されており、はたして今が安値かといわれると、どっちかって言うと高値っぽいよねと言わざるを得ないです。

一方で、もともとローンを組んで購入するつもりだった人から考えると、高値であっても金利分総支払額は減少することになるので問題ないという見方もできるかもしれません。

 

住宅(マイホーム)というのは底値・安値で買うことだけを目的とするものではなく、人生のライフステージに応じて購入するものでもあるので、相場ばかりを気にするのが得策とは言えないかもしれません。

 

状況としては良い面と悪い面の両方があるということを理解した上でマイホーム購入や住宅ローンの利用を検討しましょう。