ネット証券で投信を買った人の損益は銀行のそれを上回る結果
上記の記事で紹介したように主要銀行では約半数の投資家が損失を抱えていたという投資信託の保有状況。それについて同じ内容での結果がネット証券でも出されました。
顧客が購入した投資信託の運用損益状況を損益区分ごとに公表。2018年3月末時点の投資信託残高に対するトータルリターンでは、63.8%の顧客が運用損益でプラスとなっている。マイナス区分で最も多いのは、「-10%以上~+0%未満」の30.1%。逆にプラス区分で最も多いのは、「+0%以上~+10%未満」の31.2%。また、「-50%未満」は0.7%、「+50%以上」は3.8%となっている。
- 銀行:46%がマイナス
- ネット証券:36.2%がマイナス
ということで、ネット証券で投資信託を買っている人の方が評価損益が高いということですね。
まぁ、これは当然といえば当然かもしれません。
銀行の場合、窓口で買う方が多いはずです。そういった場合「営業」の視点が入り手数料収入が重視されます。そのため、販売手数料がかかるタイプのファンドが販売されることが多いです。
たとえば3%の手数料なら、最初から100万円が97万円になるので評価損益はマイナススタートになります。
一方でネット証券で自分で投資判断をする人にとってはそんな「営業目線」が入ることは少ないです。コストだって重要視するはずです。
このブログで何度も指摘していますが、投資信託は窓口じゃなくてネット証券で自分の判断で買いましょう。自分で判断ができないなら、できるようになるまで本を読む、検索するなどして知識を身につけましょう。