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2024年7月の住宅ローン金利動向:前月比で微減傾向

2024年7月の住宅ローン金利が発表されました。全体的な傾向として、前月の6月と比較してわずかながら金利が下がる動きが見られました。主要な金利タイプごとに、その変化を詳しく見ていきましょう。

フラット35の金利動向

フラット35は、最も注目度の高い全期間固定金利型の住宅ローンです。2024年7月のフラット35の金利は以下のように変動しました:

  • 融資率9割以下、返済期間21~35年:1.830%(前月比-0.090%)

この結果は、6月の1.920%から0.090ポイント引き下げられたことを示しています。長期金利の動向を反映して、フラット35の金利も下落傾向にあることがわかります。

変動金利の動向

変動金利型住宅ローンについては、多くの金融機関が金利を据え置いています。変動金利は既に史上最低水準にあるため、さらなる引き下げの余地が限られているのが現状です。

固定金利の動向

10年固定金利などの中長期の固定金利タイプについては、銀行によって若干の違いが見られます。一部の銀行では微減、他の銀行では据え置きとなっています。全体的な傾向としては、長期金利の動向を反映して、わずかながら下落傾向にあると言えるでしょう。

今後の見通し

日本銀行の金融政策の動向が、今後の住宅ローン金利に大きな影響を与えると予想されます。長期金利の上昇を抑制する方針が示されていることから、当面は大幅な金利上昇は見込まれないものの、徐々に上昇していく可能性があります。

まとめ

2024年7月の住宅ローン金利は、前月と比較してわずかながら下落傾向にあります。特にフラット35の金利低下が顕著で、借り入れを検討している方にとっては好機と言えるかもしれません。ただし、今後の経済状況や金融政策の変更によっては、再び金利が上昇する可能性もあるため、慎重に検討することが重要です。住宅ローンの選択は長期にわたる重要な決定です。金利動向だけでなく、自身の収入や将来のライフプランなども考慮し、慎重に検討することをおすすめします。

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