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2024年8月5日 日経平均株価が過去最大の下落を記録 その理由を分析

2024年8月5日、東京株式市場で日経平均株価が過去最大の下落幅を記録しました。アメリカの景気減速懸念や急速な円高進行など、複数の要因が絡み合い、パニック売りが広がりました。以下のような理由が融合しているといえそうです。

アメリカの景気減速懸念

アメリカの雇用統計が市場予想を大きく下回ったことで、アメリカ経済の景気後退懸念が強まりました。この影響でニューヨーク株式市場ではダウ平均株価が一時1200ドルを超える急落を見せ、ナスダック指数も大幅に下落しました。このニューヨーク市場の混乱が東京市場にも波及し、パニック売りが広がりました。

急速な円高進行

日本銀行の追加利上げとアメリカの利下げ観測が重なり、急速な円高が進行しました。円高は日本の輸出企業にとってマイナス要因となり、株価の下落を招きました。特にドル円相場が一時141円台に達したことが市場に大きな影響を与えました。

信用取引の追い証発生

株価の急落により、信用取引の追い証(追加保証金)の発生が相次ぎました。これにより個人投資家の投げ売りが増加し、さらなる株価下落を招き、悪循環が生じました。
売りが売りを呼ぶってやつですね。これがセリクラなのかそうでないのかは議論ありそうですけど……。

AIバブル崩壊の予兆

市場では人工知能(AI)関連銘柄のバブル崩壊の予兆も見られました。これにより半導体やIT関連銘柄が大幅に売られ、株価下落に拍車をかけました。

円キャリー取引の巻き戻し

円キャリー取引とは、低金利の円を借りて高金利通貨で運用することで金利差収益を稼ぐ取引です。この取引の解消が進行し、円買いが広がり円高圧力が強まりました。特に、日本の通貨当局による為替介入が疑われる中、円のボラティリティが上昇し、キャリー取引のリスク・リワードが悪化しました。

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いや、ほんとビックリしました。年収分くらい消えたよ……。