楽天からマンション投資のDMが届いた。35年無意味に1万円ずつ召し上げられる投資案件はそもそも投資ですらない
我が家に仰々しい黒い封筒が届きました。お届け元は楽天市場。
開けてみると、マンション投資(センチュリー21レイシャス)のご案内。
ご購入シミュレーション「月々、実質1万円台でマンションオーナーに」
思いっきり吹きました。モノはいいようだなぁと感心しつつ、これは投資ではないし、こんなものを自社の顧客にDMとして送りつけてくる楽天もクソだと思いました。
さて、肝心の投資(?)とやらの内容を見ていきましょう。
購入価格:3240万円(頭金10万円)
ローン:3410万円(金利2.2%、35年)
家賃収入:115,000円
諸経費:5,750円
管理費:6,400円
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差し引き手取り:102,850円
ローン支払い:116,848円
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収支:マイナス13,998円
上記はDMにかかれていた内容を写したものです。運用期間はサブリースという形になっているので賃料は保証される契約になっているそうですが、それでも赤字になる計算です。
つまり、35年間、毎月13,998円の支払いをしたうえで、35年のローン完済時に築35年のボロマンションが手に入るという商品です。35年に支払う総費用は587万円です。
うーん、こりゃヒデエや!
それって投資なんですか?慈善事業なんですか?誰のための投資なんですか?正直言って意味が分かんないです。
実質利回りがマイナスになっているということで、それはもはや投資じゃないです。もう、この水準までなっているなら、完全にバブルですね。あとはいつパチンするかでしょう……。
ちなみに、最悪の場合は家賃が減額される可能性だってある
さらにマイナスの話をすると、35年間の家賃保証はサブリースという方法を使って行われるのですが、このサブリースにおける家賃保証って、借り手(この場合は管理会社)の都合で何とでもなるところがあります。
あとから、家賃の減額交渉をされる可能性があるんです。
え、保証してるんでしょ?と思うんですが、法的には可能なんですね。そしてすでに最高裁判決も出てるんで、現状の法律上では減額交渉された負けます。
そんなわけで、こんなクソ投資をやっては絶対にダメですよ。