気になるお金のブログ

金融や投資関連で話題になったり、個人的に気になったことをまとめていきます。

ついに休眠預金(休眠口座)の財産が民間の公益活動で活用へ。問題はないのか?

お金の出し入れが10年以上ない「休眠預金」を民間の公益活動に活用するため、各銀行がシステム整備に乗り出した。投資額は大手銀行5グループだけで50億円程度とみられる。「前例のない社会実験」ともいわれる休眠預金の活用は、低金利の継続やITを駆使した金融サービス「フィンテック」の進展を背景に新規採用の抑制、店舗網の見直しといった構造改革を迫られる銀行にとって、重い負担となりそうだ。

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実際のところ、これまでは銀行の利益となっていたものを公的な目的で使うというのであれば、理解は得やすいかもしれません。

www.internetbank-hikaku.info

一方で、休眠状態とはいえ、預金者が預けているお金を国家が公益目的とは言え、使うことができるというのは倫理上どうなのよ?という問題があります。あくまでも壮大な社会実験と表現されてはいますが、使い道等については厳しく精査される必要があります。

 

休眠口座にならない仕組みづくりも大切

ちなみに、休眠口座は“休眠預金は毎年約1200億円発生し、このうち500億円程度が預金者に払い戻されている”とされており、毎年700億円ほど新規に発生しているという計算になります。

  • 小額の放置預金
  • 相続漏れ

などが多いとみられます。ちなみに、僕も10年以上前に口座を作って放置している銀行口座がいくつかあり、古い住所のまま(学生の時のまま)で放置しているので多分休眠口座になっています(数百円程度でしょうが)。

こうしたモノは額が小さいでしょうが、一番大きいのは相続漏れでないかと思います。

中には多額の預金があるにも関わらず、本人がなくなって宙に浮いた状態で休眠口座になっている預金は少なからずあるはずです。

今後はオンライン口座(ネットバンキング)などがより普及すれば、発見されない口座が増えるリスクも高くなります。利用者側もそうしたことに備えておくことが重要になりそうです。

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銀行口座、証券口座をマイナンバーと連携するなら口座照会も容易にするなどの対応もしてほしいところですね。

nanacoチャージ、リクルートカードも改悪へ。1.2%の還元率でのチャージは月額3万円までへ

www.money-navi.net

いわゆる、電子マネーのクレジットチャージ。nanacoの場合はポイントの二重取りや税金や公共料金などの支払いに使うことで、本来ならば付与されないポイントを付けることができるとして人気を博していました。

直近では

とクレジットカード界隈で改悪が続いていましたが、ついに最後の砦であったリクルートカードも改悪してきました。

2018年4月16日(月)より、以下の対象となる電子マネーチャージご利用分については、ご利用金額の合算で月間30,000円までがポイント加算の対象となります。 合算で30,001円以上のご利用分はポイント加算の対象外となります。 なお、ご利用金額の対象はそれぞれの電子マネーの合計金額ではなく、すべての電子マネーの合算金額です。

はい。というわけで月額3万円以上はダメって感じになりました。日常の公共料金くらいなら問題なさげな感じですが、税金とか払っている方にとっては厳しい感じになりましたね。

言い換えればリクルートカードも、ちょっとした利用(日常利用)なら許せるけど、度を超えた利用(あきらかに事業レベルでやってる)のはダメってことですかね。

ある意味で、ユーザー目線の対応といえば対応かもしれません。

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ちなみに、リクルートカードは同じカードでも

  • JCB
  • VISA,MasterCard

の二つのブランドがそれぞれ別のカード会社によって発行されているので2枚持ちが可能です。両方つくれば3万円×2枚=6万円分まで使えることになりますね。

iDeCoに定期預金で利回り30%って本当?あおり記事に騙されないリテラシー

dot.asahi.com

まぁ、嘘じゃないですよ。

たとえば年収700万円の会社員が毎月2万3000円をiDeCoの定期預金で積み立てると、節約できる所得税と住民税の合計は8万4000円。安くなった所得税+住民税を「利益」と見立てるなら、その利回りは30%超になるのである。

1年目だけは”という表現があればよかったですね。idecoの掛け金は満期(60歳)まで固定されることになります。

所得控除(小規模企業共済等控除)による効果は掛け金を拠出した1年目だけの効果です。仮に40歳の方がiDeCoに加入した場合、最低でも20年は運用する必要があります。

となると、利回り30%というのは20年分の金利を先取りしたに過ぎないってことになるわけです。

さらに、iDeCoを運用する場合、毎月手数料が必要になります。現状の定期預金の金利水準ではこの手数料を吸収することは難しく実際の運用では赤字運用になるはずです。

 

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1)国民年金基金への手数料:96円+税
2)事務委託先金融機関手数料:60円+税
3)口座管理手数料:金融機関によって異なる

 

こうなっています。口座管理手数料(運営管理機関手数料)は最近では無料としている金融機関も多いですが、(1)、(2)の手数料は必ずかかります(毎月)。

年間で2000円ちょっとです。定期預金の金利を0.1%としても、必要な元金は200万円です。冒頭のケースだと掛け金は276,000円なので、毎年満額掛け金を拠出しても7年間はマイナス運用することになります。

 

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 こちらにもあるように、“50歳代の人”であれば、定期預金運用だけでも十分にメリットはあると思われますが、30歳代、40歳代の人であればiDeCoを定期預金で運用するメリットは低いです。

ってか、ダメです。

 

あと、元記事では触れられていませんが、iDeCoは受け取り時には退職所得として所得計上されるので、退職金が多い人などの場合は、受け取り時に所得税・住民税がかかるケースもあることを忘れてはいけませんね。

健康保険料の歯止めの効かない増大を止めないと日本は死ぬ

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結局のところ、入りを増やしても出をふさがないともうどうしようもないところに来てるってのがわかるね。

  • 医療の進歩もあって医療費が高額化
  • 高齢化がすすむ

経済が成長していたら成長で何とかなるかもしれないけど、結局のところ給料が多少増えたところで、それ以上に「健康保険料」「税金」が増えているわけ。ちょっとばかし支給額が増えても手取りは減ってますから……残念。

原因は国保都道府県単位化ってところみたい。

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東京都は一律値上げみたいだけど、千葉とかの田舎のほうが保険料が安くなるケースもあるみたいで、住んでいるところによってだいぶ違うみたいですね。

 

上記の記事にもあるけど、日経の見出しはすこしセンセーショナルだよね。今だって国保は赤字でその赤字分は一般会計(市町村の財源)から補填しているわけだから。

補填がなくなってその財源分が減税にならなければ一般市民の負担は増えるだけの増税だけどさ……。いずれにしても、厳しいご時世です。

悲報。楽天市場のポンカンキャンペーン、2018年2月末をもって終了へ……

money-lifehack.com

ついに、といった感がありますね。楽天市場のポイントアッププログラムのポンカンキャンペーンが終了することが決まったようです。

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楽天カードさえ持っていれば、比較的手軽にエントリーできた上、買い物でポイントがバシバシたまったので、かなり活用できるプログラムでした。

などの楽天系サービスを月に3つ以上でポイント付与が+1%、4つ以上で+2%といったように総獲得ポイントの還元率がアップするプログラムです。

2017年より楽天市場ではSPUと呼ばれるポイントアッププログラムを別途運用しており、現在までは2重どりができる状況だったわけですが、それも終了となりました。

SPUは残るので、今後はこっちだけということになりますね。

fukuoka-information.com

楽天側もポイント付与をかなり充実させたことで業績もあまり好ましくないようですし、今年はポイント付与の引き締めを図るつもりでしょうか。株価も死んでますしね……。

まぁ、終わるものはしゃーないです。SPUが始まったのに内容がかなり重複する、ポンカンが続いていたほうがちょっとおかしい気もしていましたしね。

SPUに、アプリ購入で+1%、楽天ブックス利用で+1%があって、ポンカンにも楽天市場(モバイル版利用)と楽天ブックス利用でそれぞれ+1%があったという状況は二重取りもいいところですし……。

いままで楽天さんにお小遣いもらってたと思うしかないですね。

楽天お買い物マラソン2018年2月3日より開催。お買い物をお得にするコツ

今日の夜から、楽天市場でお買い物マラソンが始まりますね。

まぁ、ほぼ月一のイベントなので、心待ちにしているという方は少ないかと思います。でもまぁ、そこそこお得にお買い物できるので、上手に利用したいものです。

 

期間中は通常の1%還元に加えて以下のようなポイント還元があります。

  • 買い回り10店舗で9%還元(2店舗で1%、3店舗で2%)
  • SPUで最大7%還元(9%)
  • ポンカンキャンペーンで最大3%

このあたりは基本施策です。重複できるので、フル活用できれば基本ポイントも合わせると20%のポイントバックになります。

さらに5のつく日の楽天カード5倍を利用すれば、SPUが(最大9%)になり、最大22%になりますね。

fukuoka-information.com

 

買い回りイベントの攻略は上限ポイントに注意する

買い回りは最大9%の還元になりますが、上限は1万ポイントです。

逆算すると10店舗で買い回りをした時の金額は111,111円までということになります。高額なお買い物をして上限を超えるとその分は切り捨てになります。ご注意をください。

 

悲報、YahooJapanカードがnanacoチャージ時のポイント還元率を引き下げ

公共料金や税金などをコンビニ払いしている人にとって活用していたであろうnanaco払い。

nanacoで税金等を払うことでnanacoへのクレジットチャージ分のポイントを得しようというライフハックです。

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色々なブログ等で紹介されているので、半ば“常識化”しつつあるこの方法ですが、利用者が増加することで改悪されることは世の常ですね。

  1. リクルートカードプラス:付与終了
  2. ライフカード:2017年7月よりポイント付与ゼロへ
  3. P-oneカード:付与終了
  4. 楽天カードJCB):2017年11月よりポイント付与ゼロへ

そして、YahooJapanカードはポイント付与を通常の1%から0.5%へと付与額を縮小します。改正は2018年2月28日以降です。それまでは1%付与される予定です。

というわけで、nanacoへのクレジットチャージが今後も引き続き高い還元率で行われるのはリクルートカードのみとなりました。

参考:リクルートカードのサービス内容やポイント、年会費などを徹底比較

 

還元率は1.2%。ただ、こちらもそれそろ改悪となりそうな気がします。

 

言い換えれば、当面は0.5%といえ継続されるということ?

付与終了ではなく、縮小なので、今後もポイント付与されるのはされるのですが、お得度が小さくなった感じです。

言い換えれば、当面のあいだは0.5%とはいえ、ポイント付与が継続するということですので、まぁ良しとしておくほかないですね。