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セブン銀行が手数料収入1000億あるからといって情弱消費者が手数料払ってるわけじゃない

diamond.jp

2017年3月期におけるセブン銀行の経常収益1131億円のうち、9割以上の1037億円をATM受け入れ手数料だけで稼ぎ出した。

この言葉尻をとらえると、セブン銀行でATM手数料を払っている人がたくさんいるってとらえてしまう人も多いかもしれません。

でも実際には消費者が直接負担しているってわけじゃないんですよ。

セブン銀行は各銀行にATMサービスを提供しています。特にネット専業銀行(ネットバンク)とかは自前のATMを持っていないから、コンビニATMに頼るしかないわけです。

そのコンビニATMを使うとき、ネットバンクはセブン銀行に手数料を払っています。それがこの1000億円。

 

実際に各銀行が徴収しているコンビニATMを使うときの手数料は、セブン銀行ではなくそれぞれが利用している銀行の収入になります。

というわけで、1000億円ってのはセブン銀行ATMのサービスを借りている、各銀行が払っている手数料なわけで、僕ら個人が直接セブン銀行に払っているって話じゃありません。

僕もコンビニATMはよく使うけど、僕自身は手数料無料になる銀行(メインは住信SBIネット銀行新生銀行)しか使ってないので、直接の負担はしていません。

でも、セブン銀行のATMでお金を入出金したらこれらの銀行はセブン銀行トランザクションフィーのような手数料を払っているってわけです。

 

www.internetbank-hikaku.info

別にコンビニATMは、いわゆる情弱が手数料落としまくってるってわけじゃないですよ。

まあ、そんな感じ。